フジテレビ・上垣皓太朗アナが語る〝伝説のテレビデビュー〟裏話…「愛情を感じて迎え入れていただいた」
フジテレビのアナウンサーとして間もなく2年目を迎える上垣皓太朗さん。その新人らしからぬ貫禄は視聴者だけではなく、共演する芸能人の方々からも注目されるように!大きな関心を集めるきっかけとなったテレビデビュー時の秘話や、これからアナウンサーとして歩んでいくうえでの意気込み、家族とのエピソードまで…上垣さんの率直な気持ちをたっぷりとうかがいました。
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《Profile》
2001年1月6日生まれ。兵庫県出身。2024年4月フジテレビに入社。2024年7月より『めざましどようび』(フジテレビ)のお天気キャスターを務める。その新人らしからぬ落ち着いた佇まいで多くの共演者や視聴者からの注目を集め、同局番組の「推しアナGP」に選ばれるほどの存在感を放つ。2024年10月より自身初のMC担当となる地上波レギュラー番組『キャラビズジャーナル』が放映開始。今後益々の活躍が期待される新人アナウンサー。
「自分はこれからテレビの世界で生きていくんだな」と実感した最初の洗礼
入社して、初めて自分がテレビに映った経験というのは特別なものです。当時はまだ入社して1週間くらいの研修中の身。アナウンス室への配属が決まるか決まる前くらいだったと思います。とある特番の撮影風景を見学するためにスタジオを訪れ、その番組の司会がどなたでもご存知の大御所タレントさんでした。元々僕も新人社員として番組中で自己紹介をする段取りにはなっていたのですが、そのタレントさんが匠の技で僕のことを引き出してくださり、ほんの少し自己紹介するだけだったはずが、予想外に取り上げていただき番組でトロフィーまでいただいてしまって(笑)。
その放送は予想以上の反響で、僕自身が一番驚いています。そのほんの1週間前までただの学生だった立場としては、夢の世界にいるような、噂には聞いていた伝説のチョコレート工場に迷い込んだような、浮き足だってしまうような心地でした。現実感がなかったというか。それと同時に、「自分はこれからテレビという世界で生きていくんだな」とまざまざと実感もして、学生気分から本格的に社会人としてギアチェンジすることになった経験だったと思います。司会者さんやタレントの皆様とのやり取りに愛情を感じながら、迎え入れていただきましたね。
自分のことを少しでも知ってもらうことが、アナウンサーの仕事にも繋がると信じて
自分はアナウンサーなのでアナウンサーとしての本業が第一ですが、その特番をはじめとして、どんな形であれ多くの人に知っていただくことは大事だと思っています。知っていただくことで、緊急報道などのいざというときに自分の声を聞いてもらえるかもしれないし、街頭インタビューで足を止めてもらえるかもしれない。実際、原宿で街頭インタビューをした際に、めざましをご覧になっている方が足を止めてくださって5分ほどお話を聞かせてくださることもありました。日ごろからそういうきっかけを増やしていきたいですし、どんな機会もありがたいですね。
あとは、自分の発言で誰かを傷つけてしまわないかとは常に恐れている気持ちがあります。そこに関しては臆病じゃないといけない仕事なので。その場にいる人全員が安心してコミュニケーションをとれるといいなと思っています。返しが落ち着いている、と言われることについてですか?僕はまだ1年目なのでいい意味で業界人になりきっていませんから、業界のルールとかがわからないままやっている部分もある、というのが実際のところでしょうか(笑)。
息子が働く姿をテレビで見せられるのが、少しは親孝行になっているのかな
多忙ではありますが、お休みはちゃんと取っています。休日の過ごし方ですか?コレと言って物珍しいことはしていないつもりですが、まずはお風呂にゆっくり浸かりますね。ついシャワーだけで済ませてしまうことがあるので、時間がある時くらいは。同期と飲みに行ったりもします。現場によって不規則ですし、同期同士で時間が合うことはなかなかないのですが。それから、寝溜めというほどではないですがたっぷりと寝て、あとは地元の関西の友人や家族と電話で話すくらいでしょうか。そうそう、家族と電話するとつい時間が長くなってしまうんです。先日も気づいたら2時間も話していました。僕の仕事や、出演している番組について訊かれることもありますし、お互いに細かい話が好きで、とりとめもないことを延々としています。思えば、息子が働いている姿をテレビで見せられるなんて、そうそうあることではありませんよね。そこに関しては、少しは親孝行できているかな?と思っています。
親元から離れて、たまに両親と電話で話していると、つくづくこの人達の子供なんだぁと思うことがあります。例えば母親譲りなのは直感で行動するところ。入れる飲食店が限定されている状況で空腹であったとしても、「ここじゃないな」と勘が働いたら迷わず空腹を選んじゃいます。逆に理屈っぽいところは父親譲りですね。プライベートでは直感優位、仕事では理屈優位で、社会人になって少しはメリハリつけられるようになったのかな?と思っています(笑)。
《衣装協力》
ノーリーズ、SHIPS
撮影/前 千奈美(光文社写真室) スタイリスト/岡野陽子 取材/キッカワ皆樹 編集/浜野彩希
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