40代になると気になる…キレイで健康な歯のために、取り入れたい新常識!

口臭、多発するむし歯、ドライマウス……。40代になると訪れがちな「お口の曲がり角」に新習慣を取り入れて対策を!

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教えてくれたのは、歯科医師・ 口もと美容スペシャリスト 石井さとこ先生

歯のホワイトニングを日本で広めた先駆者。歯と健康、美容法など親しみやすいアドバイスが好評。ホワイトホワイト院長。

【新習慣1】歯ぐきも洗う

コラーゲン量が減少する40代は、歯間の汚れを落とそうと歯ブラシでガシガシ磨くと歯ぐき下がりの元凶に。歯間ブラシ、タフトブラシ、デンタルフロスなど、歯ブラシの届きにくい部分の歯垢をオフするアイテムの活用を。清潔にした指の腹を使って、直接歯ぐきに触って優しくマッサージしたり、指にガーゼを巻いて歯ぐきなどを拭き掃除するのも、血行をよくし、悪玉菌に負けない健やかな口腔環境に整えてくれてオススメ。

【新習慣2】ドラム式口ゆすぎ

更年期はエストロゲンの低下の影響により、唾液の分泌が減り、ドライマウスの傾向が強まります。口腔内がパサついたり、口腔内の殺菌作用や自浄作用などが低下し、口臭が発生しやすくなるのです。そこでオススメなのが、歯磨きできない時でも簡単に取り入れられる、ドラム式口ゆすぎ。猪口1杯分の水を含み、まるでドラム式洗濯機が叩きつけて洗うように、お口の中の悪玉菌を叩き出すように強い水流で20秒ゆすげばさっぱり。

【新習慣3】ベロ体操

唾液は天然のデンタルリンスと言われるほど大事で、年齢的に唾液分泌が減少しがちなのに加え、咀嚼や会話の口元の動きが少ないと、ますます唾液の分泌が減少。すると歯周病の引き金となる悪玉菌が増殖し口内フローラが乱れがち。そこで、唾液分泌を促す「ベロ体操」。唇を閉じ、上下の歯の外側にそって舌をぐるりと大きく右回し、左回しを数回、日常生活に取り入れて。口腔内バランスが整っていると若見えに繋がります。

【+αの新常識】最新知見の 「歯髄再生治療」で 新しい歯が生えてくる!?

赤坂さくら歯科クリニック院長 土黒さくら先生

従来「むし歯がかなり進行した」「転んで前歯をぶつけた」などで歯髄(歯の中心部にある神経などが集まった組織)を失うことになると一生戻らず、抜髄後は強度の落ちた歯での生活を強いられました。しかし今は専門の歯科医院で親知らずや乳歯などから採取・培養した歯髄細胞を歯の根管内に移植し歯髄再生が可能に。現在は本人の歯髄での治療のみ、数年後は二親等からの歯髄移植も可能になるかも。今から親知らずを抜くならぜひ歯髄保管を。お子さんのもしもに備え、抜けた乳歯から歯髄保管もオススメ。

撮影/坂根綾子 取材/羽生田由香 ※情報は2025年4月号掲載時のものです。

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