大人の色気で沼落ちする人続出、チュ・ジフンのおすすめ作品【8選】

モデル出身らしい身長188cmの抜群のスタイル、切れ長の目、ヒマラヤ山脈のように高く美しい鼻。ドラマ『宮―Love in Palace―』で華々しく主演デビューし大ブレーク。アイドル的人気から、殺人鬼、軍人、天界からの使者、反社、警察に弁護士。さまざまな役柄、経験を重ね演技力に磨きをかけ、近年ではその渋さと色気も武器に『トラウマコーデ』で再ブレークをしているチュ・ジフン。通称ジフニ。3月14日には、ジャパンオフィシャルファンクラブもオープンし、韓国でも若い世代からはヨアジョン(最近のおじさんの定番)第1位に選ばれるほどの大人気。シン・ミナ、イ・セヨン、イ・ジョンソク共演の『再婚皇后(仮)』、ハ・ジウォン共演の『クライマックス(仮)』の出演もささやかれこれからの活動も期待され、42歳にして10年ぶりにロマンティックコメディに挑戦するなど新たな魅力を振りまいている彼のおすすめ作品を紹介します。
獲物を狙う目でオペをするジフニが見られる 『トラウマコード』




STORY
ここでいうトラウマとは命にかかわる外傷のこと。韓国の名門大学病院の重症外傷チームは、有名な医師が激務で倒れて以来、当直の外科医が持ち回りで担当し機能させていた・・・ そんな時、時の大臣の思惑で国境なき医師団の元メンバー、天才外科医のペク・ガンヒョク(チュ・ジフン)が赴任してくる。肛門外科医として将来を嘱望されていたヤン・ジェウォン(チュ・ヨンウ)は感銘をうけ弟子になることを決意するが、ガンヒョクは想像以上に型破りなドクターだった・・・
この作品でのチュ・ジフンは、神の手をもつ俺様破天荒外科医。困難に直面した時の色っぽさと渋さが同居する表情、オペをする時の視線は、お得意の獲物を見つけ捉える時のそれ、鍛え上げられた分厚い体が清潔感溢れる白衣で包まれるギャップ、院内がコレクションに見えてしまうほどのモデル歩き。今のチュ・ジフンがもつ魅力全部盛りの演出で、Netflixの公式ランキングサイトで1月27日~2月2日までに1,190万回の視聴数を記録。公開2週目でグローバルTVショーの非英語部門で1位を記録。自身の再々ブレークのきっかけに! キャラクター設定のミーティングに毎回7~12時間かけてスタッフに敬遠されたという逸話があるほどの気合いの役作りをぜひ。
年上女性に翻弄される色っぽいジフニが見られる 『ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム-』




STORY
父も兄も検事というエリート一家で育った敏腕弁護士ユン・ヒジェ(チュ・ジフン)。ある日、謎めいた美しい女性チョン・グムジャ(キム・ヘス)とコインランドリーで出会い、意気投合。恋に落ちるが、実はクムジャは金のために手段を選ばない弁護士でありヒジェとの裁判で情報を盗むために近づいただけだった。叩き上げの弁護士と、上位1%の超富裕層を担当する弁護士の生き残りをかけたサバイバルゲーム、そしてグムジャに魅了されてしまったヒジェの順風満帆の人生に、波乱が始まる・・・
専門用語のある職業の役を演じることが多いチュ・ジフン。今回は鼻持ちならない敏腕弁護士役。俺様でエリート思考なのに、大人女性の憧れ、我らがキム・ヘス姐さんにどうしようもなく魅かれしまったがために、波乱万丈モードに突入。何枚も上手なヘス姐さん演じるグムジャにモテ遊ばれても、邪見にされても、激高しながらもやっぱり好き、振りむかせたいといういじらしさ、そして全身から匂い立つ異様な色気は視聴が危険なほどクセになる展開です。もちろん本筋は、韓国の法曹界を生き抜く弁護士たちの熾烈な戦いですが、二人の甘く時には笑える掛け合いは、眼福そのもの。毎シーンに華麗にスーツを着こなしながらも、振り回されるチュ・ジフンを見てなぜか気分の上がる、落ち込んだ時にも見たい胸熱ドラマです。
血みどろにならない、恋するジフニを見られる『 愛は一本橋で』




STORY
同じ日に同じ名前で生まれたソク・ジウォン(チュ・ジフン)とユン・ジウォン(チョン・ユミ)。幼なじみでありながら両家はライバル関係にあり、会えばケンカをする仲。高校生の時に想いが通じ合い恋人同士になるもあることがきっかけで離れ離れに。お互いがトラウマな印象を抱えながら、大人になったある日、ユン・ジウォンが務める学校の理事にソク・ジウォンが就任し・・・
ほとんどの作品で専門用語を話し、おおがかりなアクションシーンがあり、誰よりも血みどろが似合う男、それがチュ・ジフン。ですが、10年ぶりに出演したロマンティックコメディ(なんならメインがロマンティックコメディなのは初めて)では、撃たれない、瀕死の状態にならない、汗も涙もないツンデレジフニが見られます。想いが捨てきれない幼なじみを前に不器用にコミカルに一生懸命愛情表現をしながらも、時々気を抜くと、いつもの険しい表情と大人の色気がでてしまい、そこも可愛い、ファンが心から堪能できる作品。年を重ね大人の色気が増した今のチュ・ジュフンが、韓国の(ややくだらない)ロマンティックコメディあるあるを全力で演じているので、心ゆくまで甘いジフニを堪能してください。ビハインド映像で、10年ぶりだからと恥ずかしがっていたキスシーンも必見です。
実の父親にそっくりという老人役。ミステリアスなジフニが見られる『照明店の客人たち』




STORY
薄暗い路地で唯一明るい光を放つチョン・ウォニョン(チュ・ジフン)が営む照明店。少し様子がおかしい人々が訪れては帰っていく。学校で孤独を感じる女子校生のジュ・ヒョンジュ(シン・ウンス)は、母チョン・ユヒ(イ・ジョンウン)に電球を頼まれ、学校の帰りに毎日のように照明店に通っている。一方、会社員のキム・ヒョンミン(オム・テグ)は帰宅途中必ずベンチに座っている女性(ソリョン)が気になる。ICUで働く看護師クォン・ヨンジ(パク・ボヨン)は院内で不審人物を見かけ、シナリオライターのユン・ソンヘ(キム・ミンハ)は開かずの部屋がある物件を賃貸し、怪奇現象に悩まされるように。不可解な出来事に悩まされる人々には、ある共通点があった・・・
大ヒットドラマ『ムービング』の制作陣が再びタッグを組んだホラー?サスペンス?ヒューマン?一言では表せない、序盤と最終話でがらりとイメージが変わる新しいジャンルの作品。チュ・ジフンは、サングラスをかけたミステリアスな照明店の店主役。涙なくしては見られない、初の父親役を熱演します。いつもの色気は極力隠し(時々見え隠れする)、「ご用件は?」と感情が読めない抑えた演技は新鮮そのもので、まさに新境地! 死生観を考えさせられる見ごたえのある作品なので、ハンカチを握りながら鑑賞を。
斬って斬って斬りまくる世子さまジフニが見られる 『キングダム』




STORY
時は、李氏王朝。父である国王が病に倒れたという噂を聞き、イ・チャン世子(チュ・ジフン)は父に会いに行こうととするが、王妃(キム・ヘジュン)と王妃の父であり王宮の権力者、領議政のチョ・ハクチュ(リュ・スンリョン)に拒まれる。国王が眠る宮殿に忍び込んだ世子はそこで怪物を目撃、一体何が起きているのか陰謀を暴こうと真相を知っていると思われる医師を探すために旅に出る。そして、ある村で人間が化け物化する疫病が流行っていることを知り・・・
今や韓ドラ=Netflixのイメージがありますが、Netflixが100%制作費を負担し初めて制作したNetflixオリジナルシリーズの韓国ドラマが『キングダム』。時代劇×ゾンビという異質な組み合わせが話題に。美しい王朝時代の美、ゾンビの醜悪さ、人々の心理の機微が絶妙なバランスで保たれ、それぞれを引き立て合う壮大なゾンビスリラードラマです。自信がなかった世子さまから、家来を引き連れ国民を守り抜こうとする頼もしい世子さまの成長の過程を見事に演じきったチュ・ジフン。韓服(ハンボク)姿のチュ・ジュフンはゾンビを斬って斬って斬りまくって、血みどろになっても麗しく痺れます。また苦難の表情がかっこいい! スーツ姿も素敵ですが、華麗な剣さばきを見せる韓服姿のジフニも眼福♡
クセがなく、爽やかで誠実なジフニが見られる 『智異山<チリサン>~君へのシグナル~』


STORY
韓国で2番目に標高が高く三神山の1つ、智異山(チリサン)。ソ・イガン(チョン・ジヒョン)は生まれ育った智異山国立公園で登山者や住民を守るレンジャーとして同僚のチョン・グヨン(オ・ジョンセ)達と働いていた。ある日、新米レンジャーとしてカン・ヒョンジン(チュ・ジフン)が入所。ある過去を抱え未来が断片的に見えるヒョンジョン。智異山では奇妙な事件が続くようになり・・・
tvN開局15周年記念ドラマ。脚本は、『シグナル』『キングダム』の人気脚本家キム・ウネ、演出は『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』『太陽の末裔 Love Under The Sun』のイ・ウンボク、出演者にはチュ・ジフンの他に、チョン・ジヒョン、オ・ジョンセ、ソン・ドンイルとう気合の入った豪華な制作陣! このドラマでのチュ・ジフンは驚くほど爽やか(笑)俺様感もなく、ケンカッ早さも皆無。先輩想いで山にひたむきに向き合う前髪を下ろした無造作ヘアが可愛い好青年で他作品とのギャップに驚く人も多いはず。山の素晴らしさ、山の怖さ、そして山の人知では知り得ないファンタジーな不思議さが描かれ、同時にサスペンスも進行する、手に汗握るストーリー展開です。
笑わず、真面目にSPを全うするとことん漢なジフニが見られる『支配種』




STORY
軍人時代、元大統領のテロ事件に遭遇し仲間を失ったウ・チェウン(チュ・ジフン)。軍隊を辞め、要人の警護をしながら、真犯人を探している。テロ事件に居合わせていた人口培養肉の技術で様々な問題を社会に投げかけている国際的企業BF社のCEOユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)に採用されボディガードとなる。彼女を犯人として怪しむチェウンは、彼女を取り巻く陰謀に巻き込まれ、世界を揺るがす秘密を目撃することに・・・
脚本は、『秘密の森~深い闇の向こうに~』のイ・スヨン。サスペンスを通して、環境問題や、AI化が進んだ世界で、人は自分で判断する力を失い、どういった過ちをおかしていくのか、どういった思考になっていくのか、など社会的なメッセージを投げかけるアクションサスペンスドラマ。このドラマのチュ・ジフンはいっさい笑いません。最後まで。猫を可愛がる時さえも無(笑)。元軍人、現ボディガードという職業を真摯にまっとうし、心には熱いものを秘める真面目な役柄です。ロングコートを華麗に着こなし、ハードなアクションシーンではきれっきれのかっこよさを見せ、とんでもなく分厚い胸板も披露。年を重ねて渋い魅力が増しているジフニの魅力詰合せを堪能してみては。
料理もできる! 素顔のスパダリジフニが見られる『歩いてチケッティング』


STORY
名俳優ハ・ジョンウ、チュ・ジフン、アイドルグループSHINeeのミンホ、若手演技派俳優ヨ・ジングのスター4人が集結。ニュージーランドの南島を、キャンプをしながら横断し、番組からの過酷なミッションをクリアする度に、視聴者にニュージーランド旅行がプレゼントされるリアリティ旅バラエティ。より多くの視聴者が旅行できるように4人が奮闘! 彼らが苦労するほどに、視聴者が旅行に行ける機会が増える、代理苦労プログラムです。
リアリティバラエティには初参加のチュ・ジフン。自身を「ドーベルマンみたいな外見だけれど、中身はゴールデンリトリバー」と語るほど実は愛嬌キャラ。「都会的なビジュアルから高慢なイメージがあったが、後になってみればとても身近な性格。隣のお姉さんのような魅力の持ち主だった。メンバーだけでなくスタッフたちにまで気遣いを見せ、みんなが彼のスイートさに惚れた」とプロデューサーが証言するほどで、番組内では飾らず自然体。おしゃべりで、時には細やかな気遣いを見せ料理も完璧にこなすけれど、時々ドジをする可愛いスパダリぶりを見せます。(なんと、いびきまで)ハ・ジョンウとはプライベートでも仲良し。お互い、お互いが参加するならと、出演を決めたようで、制作会見ではハ・ジョンウ→チュ・ジフン「食習慣と生活パターンから中学生の少女の感性をもっている」と言われる場面も。4人の相性のよさ、ケミストリーも必見です。
この記事を書いたのは・・・
味澤彩子 STORYライター
韓国ドラマだけでなくファッション、皇室、美容、カルチャーとさまざまなジャンルを担当するライター。1度ハマるととことん突き詰める生まれながらのオタク気質で、感動する作品に出合うと、スタッフ、俳優、関連する作品を芋づる式に鑑賞し、寝る暇も惜しんで韓流ドラマ三昧。気がついたら、ビジュアル、内容、演出、文化面多方面から語るようになり、韓ドラの1人おすぎとピーコと言われるように。好きな俳優はチュ・ジフン、カン・ハヌル、ソン・ソック。好きな脚本家はイム・サンチュン作家。『おつかれさま』を観て、『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~』も見返す日々。
おすすめ記事はこちら
▶ディズニープラスで2024年最も視聴されているドラマ『照明店の客人たち』を深堀り!